朝8時激戦 テレ朝・羽鳥&玉川氏、視聴率上昇し民放首位…フジ、TBSの新番組は?
テレビ各局が今年4月クールに入った29日、民放2局が新情報番組を投入した午前8時枠の視聴率は、テレビ朝日「モーニングショー」が10・6%で民放トップ(NHKは連続テレビ小説)を堅守し、前4週平均10・2%も上回った。
29日は冒頭で司会の羽鳥慎一がオープニング映像とテーマ曲が変わったことを説明し、斎藤ちはるアナと「だいぶ雰囲気が変わりましたね」と笑顔で話し合いつつ、「一方でまったく代り映えしないのがその席です」と、苦笑する石原良純、山口真由弁護士、玉川徹氏が並ぶコメンテーター席をイジって笑わせた。
加藤浩次司会の日本テレビ「スッキリ」は8・8%(前4週7・8%)。水卜麻美アナウンサーに代わって、岩田絵里奈アナウンサーがレギュラーに加わり、加藤が「今日はいっぱいミスるんだろうね~」とからかう一幕も。
一方、フジテレビが小倉智昭の司会で22年間続いた「とくダネ!」の後を受け、谷原章介と永島優美アナの司会でスタートさせた「めざまし8」は6・2%(前4週5・9%)だった。スタジオセットもさわやかな色彩に。日替わりの総合解説で橋下徹弁護士が出演し、取り扱ったテーマは時事ネタ中心で「とくダネ!」を継承する形となった。
TBSは立川志らく司会でコメンテーターの個性も強いことで知られた「グッとラック!」の後を受け、麒麟・川島明の司会でスタートしたTBS「ラヴィット!」が2・7%(前4週3・5%)と苦戦した。「日本一明るい朝番組」をうたい、時事ニュースからは距離を置き、生活情報などにシフトしたライフアイデア発見バラエティーとなる。
【3月29日、午前8時枠】
◆NHK「おちょやん」16・3%(前4週17・2%)
◆テレビ朝日「モーニングショー」10・6%(前4週10・2%)
◆日本テレビ「スッキリ」8・8%(前4週7・8%)
◆フジテレビ「めざまし8」6・2%(前4週5・9%)
◆TBS「ラヴィット!」2・7%(前4週3・5%)
(数字は関東地区、ビデオリサーチ日報調べ)