三代澤康司アナがフリーで再出発 上沼恵美子から激励、後輩・宮根アナとの共演に色気

 3月いっぱいで定年を迎えたABCの三代澤康司アナウンサー(60)が1日、フリーとして再出発した。

 早朝から元読売テレビで親交の深いフリーの森たけしアナ(61)がMCを務める「朝生ワイド す・またん!」(月~金曜、前5・50)にゲスト出演。その後、局アナ時から継続するABCラジオ「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」(月~金曜、前9・00)に森アナをゲストに迎えて3時間の生放送を進行した。

 三代澤アナは、ラジオ出演後に会見。定年後も“在籍”する道があったと示唆したが、「37年間のサラリーマン生活にピリオドを打って、きょうから1人のフリーアナウンサーで頑張ろうという形になりました」とあいさつ。「よそに出るのじゃなく、アナウンス部の一員としてサラリーマン生活をまっとうできたのは誇らしい」と胸を張った。

 かつてラジオで共演したタレント・上沼恵美子(65)に退社してフリーで活動することを報告すると、「それはいい。自分の力で行くのはいい。(会社を)やめて何かし続けることは大事だから頑張りなさい」と激励されたという。

 アナウンサーになった目的の1つが大好きな歌手・南こうせつ(72)に会うことだったが、かなえた後はナビゲーターを務めるコンサートに出演してもらうほど親しくなった。今後について「テレビショッピングで、商品を売るところまでやりたい」と目標を掲げ、やはり親交のある歌手・坂本冬美(54)のコンサートの司会者になることを加えた。

 ABCの3年後輩で、先にフリーに転身した宮根誠司(57)との共演について「「もちろん(一緒に)やってみたい」と色気を見せた。かつて自身の希望で宮根とラジオで共演し、今も仲がいいという三代澤アナは、2004年に宮根が退社する際、「『三代澤さん(のデスクワークなど多忙な)を見ていて、3年後、あの姿を考えたら僕にはできない』と言われた」と回想。

 「読売テレビの入り方も(きょうで)覚えた。宮根になんぞあったら、(『情報ライブ ミヤネ屋』の)ピンチヒッターも行ける」と売り込み。「入社から元気なサラリーマンの代表でいたいというのがアナウンサーとしてのモットーだった。1人でもできるだけ元気を保ち続ける姿を見せられたら」と若々しい笑顔を見せた60歳。午前からテレビ、ラジオの生出演をこなしたと思えないほどのテンションで、予定の20分をオーバーする40分間もしゃべり続けた。

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