吉村知事 立民枝野代表発言に「言われる筋合い全くない」
大阪府の吉村洋文知事が3日、読売テレビ「あさパラS」に生出演。大阪府の感染拡大に関して「時期尚早の解除で事態悪化」などと指摘した立憲民主党・枝野幸男代表の発言に気色ばむ一幕もあった。
MCを務めるハイヒールのリンゴから枝野氏の発言について「カチンときた?」と問われると、「はいそうですね」と即答した吉村知事。「枝野さんの政治的な立ち位置もあるんで、僕とか宮城の知事のことは言うんですけど、例えば沖縄とか兵庫も(感染)広がっているけど、そこは触れずに…ポジショントークがあるから、いまここに枝野さんがいないので、そこはおいといて」と一端は矛先を納めた。
だがリンゴが「枝野さんは『まん延防止法(まん延防止等重点措置)までやって効果なかったら、吉村知事は辞職すべきだ』とまでおっしゃっているんですよ」と2日の会見内容を振ると表情が一変。「そうですか。枝野さんになんでそこまで言われる筋合いあんのかなって」と語気を強めた。
「知事は現場で社会経済の責任を負いながら、感染症対策の責任も負う。矛盾するところも多いのを、なんとかバランスを取りながらやっていかないといけないのが現場の知事なんです」と現場で闘う知事の立場を説明。「枝野さんなんてその責任を負わず、国会議員の給与2000万もらってボーナスも満額でしょ。責任を負わず批判だけ言って、『お前、辞任や』って、そんな言われる筋合い全くない」と語った。
それでも「枝野さんいないので一方的には…」と再び矛を収めた吉村知事。リンゴが画面越しに「枝野さんもこれを見ていたら…」と呼びかけると、その言葉を受け取り「直接討論しますよ。そこまで言うんやったら立憲民主党代表やめて、知事選挙を一緒にやろうよ。国会議員が反対や批判だけというのは簡単」と直接討論を訴えた。
枝野氏は2日、まん延防止等重点措置で感染が減少しない場合、「内閣は総辞職すべきだし、大阪府の吉村知事も辞職ものだ」と発言していた。