渡鬼長女役・長山藍子も悲痛「今さまよっている私がいます」橋田壽賀子さん死去
「おしん」「渡る世間は鬼ばかり」など数々の名作ドラマを手がけた脚本家の橋田壽賀子(本名、岩崎壽賀子)さんが急性リンパ腫のため、4日に熱海市内の自宅で亡くなったことが5日、分かった。「渡る世間は鬼ばかり」で長女・弥生役を演じた長山藍子(79)は、ファクスで追悼コメントを寄せた。
「突然の訃報に、今さまよっている私がいます。お体の調子が余りよくないということは伺っていましたが…。今年の夏に『渡る世間は鬼ばかり』を撮ると石井ふく子先生からも聞いていましたのでこのようなことになるとは思いも及びませんでした。いろいろな作品でいろいろな人物を演じさせていただきました。みんな私の宝物です。大正に生まれ、昭和、平成、令和の世を、男社会のなかで立派に生きた偉大な先輩、橋田壽賀子先生、本当に本当にありがとうございました」とつづった。