蓮舫氏「第4波」否定の菅首相に苦言「認識が欠如」…聖火リレーには「密、です」

 立憲民主党の蓮舫参議院議員が6日、ツイッターに新規投稿。東京五輪の聖火リレーが5日に名古屋市の繁華街で行われて観客が密集したことを受けて、五輪のイベント以前に「まずは封じ込めを」と訴えた。さらに、菅義偉首相が全国的な拡大が懸念される「第4波」の状況を否定したことに対して「認識が欠如」と批判した。

 蓮舫氏は名古屋という大都市圏での聖火リレーに観客が詰めかけたことについて「密、です」と切り出した。同氏は「地域ごとに違う変異株の感染拡大。遅すぎるワクチン接種。未だ検査もゲノム解析も不十分。大阪は医療体制逼迫」と国内の現状を指摘し、「英国は人口の半分がワクチン接種、ロンドンで飲食店等の営業がおよそ4か月ぶりに再開」と海外と比較した。

 その上で、蓮舫氏は「オリンピックもGotoも追いかけている場合ではなく、まずは封じ込めをと私たちは主張」とつづった。

 さらに同氏は連続投稿。菅首相が5日の参議院決算委員会で新型コロナウイルスの感染状況について「第4波といった全国的な拡大のうねりには至っていない」と発言したことに対して「昨年末の第3波感染拡大時にGotoトラベルを止めず、対策が後手になった年末年始を振り返り、今こそ第4波対策を取るべきです」と主張。「私たちには、法案も提案もある。認識が欠如、判断できないリーダーでは守れません」と呼びかけた。

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