橋田壽賀子さん死去…ゆかりの来宮神社では帰幽奉告祭「ほんとに残念でなりません」
脚本家・橋田壽賀子さんの死去が5日に明らかになったことで、橋田さんが氏神様として初詣などで参拝した静岡県熱海市の来宮(きのみや)神社にも静かに悲しみが訪れていた。
橋田さんが約40年前、熱海市に移住してから氏子となり、たびたびドラマの成功を祈り参拝に訪れたゆかりの神社には、静かな時が流れていた。
来宮神社では6日の朝、氏子が亡くなったことを氏神様に報告する帰幽奉告祭が行われた。雨宮盛克宮司(52)は「挑戦する精神、包み込むような笑顔をお持ちの方。ほんとに残念でなりません」とポツリ。2月3日に節分の豆をスタッフが自宅に届けた際には橋田さんが応対したそうで「お元気だったと聞いていたので…」と突然の訃報に驚きを隠さなかった。
境内には、橋田さんがとても気に入っていたという、ご神木の大楠がそびえ立つ。雨宮宮司は「今は新芽に入れ替わる時期。『あなたたち頑張ってくださいね』という意味で、この時期に旅立たれたのかな。そんなご縁も感じますね」と思いをはせた。