香音 女優&バラエティー本格参戦 野々村真&俊恵夫妻の長女 モデル含めて三刀流
タレントの野々村真(56)と俊恵(57)夫妻の長女で女性ファッション誌「Popteen」専属モデルの香音(かのん、19)が、飛躍の時を迎えている。4月から連ドラとバラエティーの初レギュラーがスタート。モデルとしてティーンのカリスマと呼ばれる存在が、三刀流の構えで知名度を急上昇させそうだ。ブレーク前夜を直撃した。
小学生時代に野々村一家でバラエティーに出演し「娘がめちゃくちゃカワイイ!!」と評判となったのが10年ほど前。大学2年生となった香音は、すでに二世の枠を超えた存在となっている。単独表紙を任されるなど藤田ニコルらを輩出した「Popteen」の看板モデルに成長。4月から女優とバラエティーに本格参戦する。
10日には連ドラ初レギュラーとなる女優・泉里香(32)主演のBSテレ東「高嶺のハナさん」(土曜深夜0・00)がスタート。仕事はできるが恋はダメダメなヒロインのライバルで、ちょっぴり小悪魔な役どころだ。
現場にはノートを持参し、アドバイスや反省点のメモを忘れない。「緊張しない方法」だけで3ページを埋める勤勉さで臨み「『こんなに楽しいんだ!!』って思いです。先輩たちはテストと本番でまったく違う演技をされたり、カットのギリギリまでアドリブを続けたり。笑いをこらえるのに必死です」と、ティーンを魅了する笑顔がまぶしい。
13年に小学5年生で「第1回ニコ☆プチモデルオーディション」のグランプリとなり、デビュー。「モデルはいろんな服を着て、自分じゃない人になれるし、お芝居は違う人に変われる。違う自分になることが好きです」と“変身”を楽しみ、まずはモデルとして花開いた。
7日からは日本テレビ系情報バラエティー「ヒルナンデス!」(月~金、前11・55)の水曜シーズンレギュラーを担当。経験の少ない生出演に向け「短い時間でズバッ!とコメントできる瞬発力を鍛えていかないといけないなと感じてます」と、腕を回している。
父からの教えは「あなたらしくいなさい」。背伸びせず、臆(おく)せず、自分の音を奏でればいいと育てられてきた。昔から自身を知る明石家さんま(65)は、会うと「大きくなったなぁ」とまるで親戚のように目を細めてくれる。歩んできた日々の蓄積を示すことが恩返しと知るだけに「成長した姿を見せたいというのが、すごくあります」と表情は真剣だ。
モデル、女優、バラエティー。3本の柱を前に「いろんなことにチャレンジするのが楽しいです。1つ1つのカテゴリーにちゃんと向き合って、1つ1つの内容を濃くしていきたいと思います」と覚悟を決めている。
◆香音(かのん)2001年4月20日生まれ。東京都出身。2013年に「第1回ニコ☆プチモデルオーディション」のグランプリを獲得。同誌の専属モデルとなり、12号連続で表紙を飾る人気に。19年から「Popteen」の専属モデルを担当。同誌のモデルランキング1位を獲得するなど、ティーンのカリスマと呼ばれる。愛称は、のんのん。モデルプレス「2021ヒット予測」でモデル部門に選ばれた。YouTubeチャンネルは、登録者数16・8万人。