吉村洋文知事 より強い緊急事態宣言の要請を示唆、「休業」も視野に

 吉村洋文大阪府知事が10日、テレビ朝日系「サタデーステーション」(後、8・54)にリモート出演し、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのまん延防止措置の効果が十分ではなかった場合、緊急事態宣言の要請を検討することを述べた。

 大阪で拡大する変異株について吉村知事は「今回の第4波は感染拡大の速度が早い」「重症化率も高いのではないか」と懸念を示した。

 高島彩キャスターが、この日の新規感染者が918人だったことから緊急事態宣言は視野に入っているのかを尋ねた。吉村知事は「まん延防止措置が月曜日に適用になった。効果が出るのは約2週間後」とし、「19日の週に感染者が減少するか。あるいは拡大していてもある程度その山が抑えられているか、それをきっちり見極めたい」と述べた。

 その上で吉村知事は「効果が不十分であれば緊急事態宣言の要請を考えたい」とし、その場合はこれまでの緊急事態宣言より「より強い感染対策をとる必要がある。国には準備を進めてもらいたい」と語った。

 高島キャスターが「前回の緊急事態宣言のときは休業措置はとらなかった。より強い措置においてはそこに踏み込むのか」を尋ねた。

 吉村知事は「踏み込むべきだと思う」「府民の皆さんに(感染防止策を)お願いしてますが、それでも拡大傾向が止まらなければ休業をベースにした緊急事態宣言をやっていかないと拡大は抑えられない」と述べた。

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