純烈が帰ってきた! ただいま、1年2カ月ぶり有観客の健康センター公演「ここがないと」

 客席に向かい笑顔で手を振る純烈(左から)小田井涼平、後上翔太、白川裕二郎、酒井一圭=東京・大江戸温泉物語(撮影・金田祐二)
 ライブで熱唱する純烈(左から)酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太、小田井涼平=東京・大江戸温泉物語(撮影・金田祐二)
 熱唱する純烈(左から)酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太、小田井涼平=東京・大江戸温泉物語(撮影・金田祐二)
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 ムード歌謡グループ・純烈が12日、東京・お台場大江戸温泉物語で1年2カ月ぶりに有観客の健康センター公演を行った。コロナ禍で“主戦場”とするスーパー銭湯などの入浴施設でライブができていなかったが、感染防止対策を徹底して再開。くしくもまん延防止等重点措置の適応初日と重なったが、リーダーの酒井一圭(45)は「“まん防”を意識しながら、どこまでできるか。まずはトライする。エラーがでたら修正していく」と覚悟を口にした。

 全国の健康センターを回り、地道なステージの積み重ねで“スーパー銭湯アイドル”としてブレークした純烈が、ホームに帰ってきた。

 観客を入れた健康センターのステージは昨年2月22日の大阪・箕面温泉スパーガーデン以来。大江戸温泉ではデビュー10周年の記念日だった昨年6月23日に無観客でDVD用のライブを行っているが、この日の光景は別世界だ。4色のサイリウムが揺れ、客いじりに笑い声が漏れる。万感の白川裕二郎(44)は「幕が開いた瞬間に泣いてしまうかと思ったんですけど、笑顔の方が最初にでてきました」と、うなずいた。

 コロナ禍でデビュー直後からお世話になってきた「湯乃泉相模健康センター」が閉店するなど、施設の悲鳴をじかに耳にしてきた。“まん防”下での開催に「躊躇(ちゅうちょ)はありました」と本音を吐露した酒井だが「店のつらい横顔をずっと見てきた。僕らにとってはここがないとね」と、感染防止対策を徹底した上で健康センターでのステージを継続していく覚悟だ。

 換気のため窓を全開にし、2列目までフェースシールドを着用。以前は立ち見を含め450人を動員していたが、153席に制限した。メンバーが客席に降りて、ファンと交流する通称・ラウンドは自粛。CD購入特典の撮影会はアクリル板越しに行った。

 すべてが元通りではないが、始めの一歩を刻んだことが大きい。新曲「君がそばにいるから」など10曲を披露。歌詞間違いのご愛敬もあったが、それすら酒井が「10年後にはボケ純烈が始まるよ」と笑いに変える、温かい空気感は昔のままだった。

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