森脇健児、感涙 聖火ランナーを務め上げ…陸上一筋「五輪にかかわれて嬉しい」

笑顔で聖火リレーを行う森脇健児(代表撮影)
笑顔で聖火リレーを行う森脇健児=大阪府吹田市の万博記念公園(代表撮影)
 笑顔で聖火リレーを行う森脇健児(代表撮影)
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 タレント・森脇健児(54)が13日、大阪・万博記念公園で行われた大阪府の聖火リレーでランナーを務めた。当初は地元・枚方市を走る予定が、コロナ禍で万博公園となったが、200メートルを走り終えた森脇は「一瞬、(聖火リレー開催を)あきらめた。走らせてもらったことに感謝」とコメント。中学から陸上部でいまだにオールスター大感謝祭などで走り続ける54歳は、あこがれの五輪にかかわったことで感激の涙を見せた。

 「やる気!元気!森脇!」と明るくスタートした取材対応中、森脇が言葉に詰まった。みるみる顔がゆがみ、目は真っ赤に充血した。無観客の寂しさを聞かれ、「それよりも感動した。トーチは重い」と返した森脇は、「オリンピックにあこがれてましたから、中高と。箸(はし)にも棒にもかからない選手が、オリンピックにかかわれてすごくうれしかった」と涙ながらに語った。

 陸上で大会慣れしているという森脇が「走ることに関して(普段は)緊張はないが、緊張した」と本音を吐露。聖火が灯されたトーチを手にし「僕は聖火ランナーをやってるぞ!と(心の中で)叫びながら走った」と振り返り、「たかが200メートル、されど200メートル」とうなずいた。

 京都・洛南高出身。後輩の丸尾知司が男子50キロ競歩で11日に五輪代表に内定した。森脇は「後輩が出る東京オリンピックに、僕もこういう形でかかわれて感無量」と打ち明けた。コロナ禍で五輪開催に批判的な空気も残る中、森脇は「いろんな意見はあるけど、大成功を願っている」と熱い言葉でしめくくった。

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