加藤登紀子、京都・西本願寺の愛唱歌を披露 審査員長を務め、公募した歌詞で作曲
歌手の加藤登紀子が15日、京都・西本願寺で行われた「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要記念」で制作された西本願寺の愛唱歌発表会に参加。歌詞を公募し、審査員長を務めた自身が作曲を手がけた3曲を披露した。
世代を超えて広く親しまれる作品を求めたところ、1262点の応募があり、甲乙つけがたい3点が候補に。加藤が先に曲をつけた上で審査した結果、最優秀賞が「みんな花になれ」、優秀賞が「つなぐ命」「おくりもの」に決まった。
加藤はこの日の歌唱について「お寺の本堂で歌うのは大好き。落ち着く場所で声の響きもいい。きょうは緊張するような雰囲気が漂いすぎてたが、緊張せずにリラックスして歌えた」とにこやかに振り返った。
審査については「1262通の詞が応募されたのはビックリ。この(コロナの)時期に、自分の思いを託して伝えたい気持ちが強かったのかな。時間があるから丁寧に取り組みたいと、1262通を全部送ってもらった。新鮮な一行があったり、楽しい出合いだった」と明かした。
また、昨年のコロナ禍で55周年記念公演が中止された京都芸術劇場春秋座で、5月29日に座席数を5割の約400人に設定して昼夜公演を開催。愛唱歌3曲も披露予定という。