吉村知事 感染拡大続けば「社会全体を止める、より強い措置必要に」
大阪府の吉村洋文知事が15日、読売テレビの報道番組「かんさい情報ネットten.」に生出演。この日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多を更新する1208人と発表した。
吉村知事は、今月5日から適用されたまん延防止等重点措置について、「本来であれば、午後8時までの時短要請などで(新規感染者が)減るはずなんですが、変異株は感染力が強い。同じことをやっても効果が出ない可能性がある。休業要請をグッと短期間で強くやらなければならないという判断も必要になってくる」と延べ、まん延防止等重点措置の効果が不十分であれば来週の感染者数の推移を見極めた上で、緊急事態宣言の発令を国に要請する意向を明かした。
感染者増でも、感染者の増え方に鈍化傾向が見えてくれば効果が出ていると考えられるが、このままの右肩上がりの拡大傾向であれば、「社会全体を止めなければならない」と強い危機感。
具体的には昨年4月の1度目の緊急事態宣言時と同じような、百貨店や大規模商業施設、テーマパーク、飲食店や食堂などの休業要請、企業には原則テレワークを求めるなどの「より強い」措置の必要性に言及し、「そうなれば社会全体を止めなければならないと思っています。ぜひ不要不急の外出の自粛をお願いします」と訴えた。