新垣結衣 初三谷作で初大河、女優デビュー17年目「微かに胸が震える」新境地
女優・新垣結衣(32)が2022年度のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、大河ドラマ初出演することが15日、分かった。番組公式サイトで発表された。主演の小栗旬(38)が演じる北条義時の初恋相手にして、大泉洋(48)が演じる源頼朝の最初の妻である、八重役。脚本を手掛ける三谷幸喜氏(59)の作品へも初参加となる。
女優デビュー17年目、トップクラスの人気を誇り、時代劇経験もありながら、意外に縁のなかった国内ドラマの“最高峰”大河へ、ついにたどり着いた。
「-13人」は鎌倉幕府の第2代執権・北条義時を軸に、鎌倉殿(将軍)の家臣団による勢力争いを描く。新垣が任された八重は、義時の初恋の相手で、初代将軍・頼朝の最初の妻。頼朝役の大泉とは、2014年の映画「トワイライト ささらさや」に続く、2度目の夫婦役となる。
八重の人物像を、新垣は「辛い宿命を抱えながらも心に宿した愛を生涯失うことがなかった、ある意味では秘めた強さを持った女性」と解釈。「八重の人生を知ったとき微かに胸が震えるような気がしました。今作での八重がどのように色付けされるのか楽しみにしています」と思いを募らせた。
ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」などでコメディエンヌの才能も発揮してきたが、コメディー色が特徴的な三谷作品へは初参加。「三谷さんが『新しい大河を作りたい』と会見でおっしゃっていて、どんなことになるのかますます予想もできません。それも全て楽しみながら真摯に向き合っていけたらと思います」と新境地へ胸を高鳴らせた。
三谷氏は番組ツイッターで、2つの愛を向けられる八重を「クレオパトラ」と表現。「書いててこの先どうなっちゃうのかという、スリリングなキャラクター」と紹介した。追加キャストとして他に、房総半島の豪族・上総広常役の佐藤浩市(60)、後白河法皇役の西田敏行(73)も発表された。