メッセンジャーのあいはらが１６日、タレント・東野幸治がパーソナリティーを務めるＡＢＣラジオ「東野幸治のホンモノラジオ」（金曜、深夜１・００）に出演。相方・黒田有について語った。

　１９９１年の結成から丸３０年を迎えた関西の人気コンビ・メッセンジャーだが、東野いわく「変わった関係性」。東野とあいはらがレギュラーを務める関西テレビ「マルコポロリ」の収録に黒田がゲスト出演（未放映）した際、東野は「メッセンジャーが会うとなって（周囲が）ザワザワした」と振り返り、自身の楽屋へあいはらが何度も訪れたと明かした。

　あいはらは黒田がやりにくい場合の休演まで申し出ていたというが、黒田は東野が本番中にあいはらのことを振ってもかわしていたとした。あいはらと東野は黒田の度を超えるシャイぶりに“ダメ出し”した。２０１９年２月に黒田が電撃結婚した際、ＭＢＳ「メッセンジャーの○○は大丈夫なのか？」（現在は終了）で月亭八光が聞き役を務めたが、企画段階ではあいはらの予定だったという。

　あいはらは「自分（たち）の冠番組で生放送で相方が突撃インタビューするっていう…、こっちもうれしいわけじゃないけど、仕事やし、（コンビで）仲ええみたいなのもいい。黒田が照れるとこもみたいし。でも、まさかのＮＧやった。驚がくでした」と嘆き、東野は大笑い。

　あいはらから経緯を聞いた東野が、“冠番組のあり方”として黒田に注意すると、「パラ（あいはら）ね、オレとやるとすごい照れるんですよ」と返されたといい、あいはらは「オレ、全然照れへんやん。プロなんやし。オレが行って、黒田が照れてもかわいく映るし」と声を大にした。あいはらは、黒田の妻と１度も対面したことがないと告白した。

　あいはらが昨年、「加湿器肺炎」で一時重篤になった際の黒田の対応についても、あいはらは「嫁さんにダイレクトに電話するんですよね。嫁さんも右往左往してる中、相方からでむげにもできず。『何かあったら言うてな』って」と“励まし”が直接ではなかったという。

　さらに、「退院した後、（黒田は）『相談乗るで』って親密さを出すけど、よう考えたら、お前の奥さんに会うたことない。バランスおかしないかな」と首をひねった。これも東野が「パラちゃんに電話して『大丈夫か』とか言えよというと、『パラの体が心配でね、奥さんにこうした方がええ、ああした方がええってアドバイスしたんです』って。いや奥さんの方が知ってるし」と苦笑い。

　あいはらは、黒田から直接電話がある場合は「『いい車屋さん紹介して』『いい美容室知らんか』とかプライベートなこと」といい、「肝心なときは絶対に電話はかかってこないし、絡むのを嫌がる。不思議なコンビでしょう」と話していた。