名探偵コナン 前作比144%弾丸スタート 初の興収100億円超えへ“真実は一つ”
女優の浜辺美波(20)が17日、都内で行われた人気アニメ映画シリーズ最新作「名探偵コナン 緋色の弾丸」の公開記念舞台あいさつに参加した。声優の高山みなみ、山崎和佳奈らコナンファミリーも集結し、1年の延期を経て公開を迎えた喜びを語った。初日となった16日の興行収入は、2019年公開の前作「-紺青の拳」(興収93・7億円)対比で144%を記録。シリーズ初の興収100億円超え確実の“弾丸スタート”を切った。
全国497館で公開された16日の興収は、前作対比144%と大きく伸長した。1年の公開延期、人気キャラクターの赤井秀一にスポットを当てた物語という要素が相まって、劇場版24作目で初の大台突破が見えてきた。
本作では、世界最大のスポーツの祭典を控えた東京でコナンが難事件に挑む。1年越しの公開に、コナン役の高山は「お待たせしました!この時を迎えるのが本当に待ち遠しかった」と感無量で、「皆さんの思いが日に日に大きくなっていたので、見せてあげなきゃと思っていた」と目頭を熱くさせた。
浜辺はタイトルにちなみ、ピストルをモチーフにしたパンプスで登場。物語のキーマン役を演じきり、「私自身も本当に春が来るのが楽しみだったので、1年延期の皆さんの思いが分かる。熱量と愛が深く染みますね」と、喜びを観客と分かち合った。
次に参加するならどんな役がいいかと問われると「コナン君に関わるのは申し訳ないです」と、コナンファンだけに恐縮しきり。高山に「同級生とか?」と提案されたが、「無理です!もし人の言葉を話させていただけるなら、人の声を出すインコでギリギリです」と遠慮がちだった。
アニメ映画では、3月8日に公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が今月12日時点で興収74億円を突破と快走。大型連休を控え、エヴァ、コナンとも興収100億円の達成が期待される。