茂木健一郎氏 小室圭氏が分かっていた方がいい日本人の生活保守主義、人間保守主義
脳科学者の茂木健一郎氏が18日にツイッターに約11分間の動画を投稿。「小室圭さんがわかっていた方が良い日本人の生活保守主義、人間保守主義」と論考を展開した。
茂木氏は「小室圭さんと眞子さまのご結婚の問題が、一向にすっきりしません。人々の反応を分析すると、小室圭さんがわかっていた方がいい日本という国のかたちが見えてきます」として動画を投稿した。
茂木氏は、小室さんに関する一連の出来事に関するネットニュースなどに寄せられた「コメントに驚いた」と感想を述べ、自身について「僕は穏やかな保守派」「日本の国のあり方として天皇家はこれからも続いていく国だと思っている」との考えを示した。
続けて茂木氏は「一番驚いたことは、小室圭さんと眞子様のこの問題が、小室圭さん自身への批判なら分かるけれど、そこから転じて『天皇家に対する敬愛の気持ちがなくなるよね』という話になって。左翼のイデオロギーじゃなくて庶民レベルで。そういうことをおっしゃる人がでてきてびっくりしている」などと述べた。
茂木氏は「日本にはイデオロギーではないところがある。それは生活保守主義、人間保守主義。人間としての心のありよう」などと述べた。「日本人の根幹に変わらないものがある気がする。それは生活保守主義、人間保守主義。たとえば分かりやすく言うと(映画の)『寅さんシリーズ』で描かれているような人の心のありよう、真心、表裏がないこと、清らかな心。そういうことをすごく大事にするところがあると思う」などとし、「人々が天皇家に抱いているイメージというのは、そういうことと結び付いている。だから敬愛するし、支持するんだと改めて思う」と述べた。
続けて茂木氏は「小室圭さんの生き方はそういうこととずれている。ニューヨークで弁護士を目指すのは素晴らしいと普通は思う」とした上で、「日本の方々が皇室に求めていることはそういうことではないと思う」と話した。茂木氏は「一連のことを見ていて改めて思ったのは、日本の中に根強くある生活保守主義、人間保守主義のようなもので。これには誰も逆らえなくて、天皇家のありようでさえそれに触れるなら反対する人が出てくる、そういうこともあり得る国なんだなとちょっとびっくりした。小室圭さんも眞子様も宮内庁も分かってないといけないと思った次第です」などと見解を示した。