玉川徹氏「いまだにやろうとしないってことに怒りすら覚える」 検査に本腰入れない政府に

 テレビ朝日の玉川徹氏が22日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。感染源対策としてのPCRなど新型コロナ感染の有無を調べる検査に本腰を入れない政府への怒りをぶちまけた。

 番組では急速な感染拡大が続いている大阪府の現況を取り上げ、現在の自宅療養者が8149人で、3月以降に自宅で亡くなった人が8人もいること、救急車を頼んでも「入院できる病院がないため運べない」と言われた人の話などを伝えた。

 玉川氏は「何回繰り返してるんでしょう、この状況をってこと」とうんざりしたように口を開き「もしも第1波の後に日本で検査のキャパシティーを上げることができて、政府が国民に検査を受けてくださいと呼びかけたら、日本人はきっと従ったと思う」と断言。

 続けて「日本はやっぱり特別な国。特に政府がたいしたことやってなくても欧米に比べればこのぐらいの感染者数で抑えられてるってことは、国民の衛生意識とかみんなマスクをするとかの国民性にある。多分、政府がちゃんと合理的な説明をして第1波の後に従って下さいって言えば、多くの国民が検査をやったと思います」と、欧米ほどの感染者数に至っていないのは国民性が大きいと自説。

 「そういうふうなことができてれば、夏、冬、第2波・第3波の前、今回、こういうふうな時に同じ検査をやってたら、その方が国民負担は圧倒的に僕は少なかったと思う。そうやって抑えることができてる中国の2021年の1月期から3月期のGDPの成長率、18・3%ですよ。そういうふうなの見てると、いまだにやろうとしてないってことに怒りすら覚えますね」と憤りを見せた。

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