乃木坂４６の久保史緒里（１９）が２２日、この日スタートの初主演ドラマ「クロシンリ－彼女が教える禁断の心理術－」（深夜０・２５。ＢＳフジは５月１日スタート、深夜０・３０）の会見に出席した。

　久保は“ブラック心理術”を利用し、相手の心を翻弄（ほんろう）するドＳで毒舌なナゾの女・クロノサキを演じる。映像作品への挑戦希望がかない、３月に関西での１カ月間の撮影をこなした久保は「（決まった）その時点で撮影が関西だと聞いていたので、１度東京から離れて、しっかりドラマと向き合っていけるんだなっていううれしさとメンバーのいない環境で挑戦だなって」と前向きに臨んだという。

　役作りについては「現場でずっと（冷静な）サキでいようという意識はなかったけど、演じる上では１章（第１、２話）の撮影の段階で『サキが言うことで相手の人生が変わって行くわけだから、自信を持った堂々とした女性でいてほしい』というお話をいただいてたので、姿勢だったり目線が下がらないようにすることは意識的にしていた」と明かした。

　撮影後、メンバーと対面した際、「大人っぽくなったね」と言われたという久保。ドＳで毒舌な役を演じての変化について聞かれ、「基本的に先輩方からＭだと言われるけど、撮影が終わって、後輩の田村真佑ちゃんが私よりＭなので、（自分が）Ｓっ気を発揮してるのかなって。Ｍと思っていたけど、田村にだけはＳっ気があった」と告白した。

　また、サキっぽいメンバーを聞かれると、齋藤飛鳥（２２）の名前を挙げ、「操られてるっていう意識はないけど、気がつくと『この話、飛鳥さんにしたいな』とか『これ飛鳥さんに相談したいな』って思ってる自分がいるので、もしかしたら優しさにいい意味で操られてるんじゃないかって感じるときがあるので」と理由を説明した。

　関西での撮影も楽しんだ様子。宮城出身の久保は「グループのお仕事で来させていただくことはあったけど、１人でガッツリの撮影は初めて。途中から、割と序盤の方で東京より大阪の方が居心地良くなる瞬間があった」と打ち明けた。

　「現場の皆さんがものすごく温かくて。こういう（コロナの）状況もあって、観光とかはできなかったけど、ツッコミもしてもらえるようになったり、それがうれしくて離れたくないと思いながら撮影させていただいていた」と振り返り、「状況が落ち着いたら、いろんなところを教えていただいたので行ってみたい」と再来訪を誓っていた。