吉村知事、百貨店休業の必要性 変異株の感染力訴え「とにかく人流を止めたい」
大阪府の吉村洋文知事が22日、TBS系「ひるおび!」にリモート生出演。緊急事態宣言で百貨店やテーマパークなども休業要請するとしていることに、変異株の感染力の強さを強調し「とにかく人流を止めたい」との思いを強く訴え、協力を呼びかけた。
吉村知事は前回の緊急事態宣言で飲食店に時短要請をしたことに「前回は飲食店を止める作戦で実際に止まったと思う、成功したと思う」とコメント。だが今回の第4波は変異株が中心ということで「考え方を変えないといけない。変異株はすごく大きい。拡大力強い」といい、感染力の強さとともに、重症化となる早さも「非常に早い」と説明。50代以下の人の重症化率も第3波と比べ「2倍」と語り「40代、50代でも重症化する」とも語った。
今回の緊急事態宣言では、百貨店やテーマパークの休業要請も考えられているが、百貨店側は大きなクラスターはここまで出ていないとして反対している。これに吉村知事は「もちろん百貨店の皆さん、感染対策している。ほとんどクラスターは発生していない」「皆さんから(緊急事態宣言による休業要請を)出さないでくれと、大きく集まっている」と反対の声は理解しているとしたが「人の動き、人流を止めないといけない。百貨店が悪いわけではないが、それを目的に人が増える。(買い物の)後に話をしたり、ちょっと食事したりと付随活動もともなう。人との接触、いったん停止させないと押さえられない」「早い段階で、いったん、街を大きく止める事を短期的に集中的にやらないといけないと思う」と理解を求めた。