「アサイン」「アジェンダ」…難解カタカナ語 廣津留すみれ氏の心がけにスタジオ感心
テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が23日、職場で使われている難解なカタカナ語を特集。コメンテーターのバイオリニスト・廣津留すみれ氏が「絶対に使わないようにしようと思って心がけてます」と話し、共演者を感心させた。
番組では「彼をアサインしたからよろしく(彼を割り当てたからよろしく)」「本日のアジェンダ(予定表)はこちら」「エスカレしたいのですが(上司に指示を仰ぎたいのですが)」「エビデンス(証拠・根拠)」などを例として紹介した。
こういった風潮に意見を求められた廣津留氏はハーバード大、ジュリアード音楽院を首席で卒業し、英語が堪能。だが「めちゃくちゃ気をつけてます」の後に続いたのは「絶対に使わないようにしようと思って心がけてます。とにかく難しいことをやさしく伝えるっていうのが基本かなと思うので。時間がもったいないと思うんですよ。絶対に『えっ、どういうこと?』と聞かれるか、日本人だったら分かったフリをされると、伝えたいことが伝わらなくてこっちが損する」と意外な言葉だった。
スタジオが感心したようにうなずく中、元プロ野球選手の長嶋一茂は「俺は頭良さそうに見せたいのかなと、ずっと思ってる」。
テレビ朝日の玉川徹氏は「僕は多分、エビデンスは使います。でもエビデンスって、英語の方が意味が柔らかく伝わるっていうのがある。『じゃあそれ根拠は?』って聞いたらきついんだよね」と、必要なものは取り入れていると話した。