河野太郎氏 ワクチン接種「副反応があることを承知をした上で」とラジオで呼びかけ
新型コロナウイルスのワクチンを担当する河野太郎行政改革担当相が23日、ニッポン放送「飯田浩司のOK!Cozy up!」に事前収録で出演し、ワクチン接種の進ちょくについて語った。
冒頭、今月12日から始まった一般の高齢者向けのワクチン接種に関して、「5月の連休明けからは毎週1000万回分のワクチンが日本に届きます」と話した河野氏。ワクチン接種を進める上でのオペレーションのテストをしたのが4月だったとした上で、「ゴールデンウィーク明けからフルスピードで打っていただいたらと思っています」と語った。
番組リスナーからの、行動が活発な学生や現役世代の社会人を、高齢者よりも優先して接種の対象とすべきではないか、という声もぶつけられた。この質問には、日本で接種が進められるファイザー社のワクチンが「感染しても発症を防ぐ、それから重症化を防ぐというワクチン」であると説明。医療従事者を守った後は、「重症化しやすい高齢の方に打っていただくことによって、重症化する人を減らす、それが医療機関への負担の軽減にもなります」とし、このことが医療従事者への負担を減らすことにつながると答えた。
懸念される副反応についての質問を受けては、「インフルエンザのワクチンと比べると副反応が少し強いですけども、コロナの発症を防ぐ有効率は95%という非常に有効性の高いワクチンですので、副反応があることを承知をした上で打っていただきたいと思っています」と呼びかけた。また、高齢者夫婦を例に挙げ、発熱、だるさ等の副反応が出た場合を想定して、可能な場合は夫婦で接種する日をずらすことを望んだ。
最後に、「まず3600万人の高齢者の方、十分なワクチンが6月末までには入ってきます。ただ、3600万人もいらっしゃいますし、それぞれの自治体でかなりの数の高齢者の方がいらっしゃいますので、1日で打つとか、1週間で打ち終わるのというのが難しいことはご理解いただいて。希望する方全員が必ず打てますので、そこは焦らずにお待ちをいただいて、順番が来たら、免許証でもいいですし、保険証でも構いません。接種券と身分証明書を持っておでかけをいただきたいと思います」と結んだ。
番組では、前述以外の質問にも河野大臣が応じている。番組パーソナリティの飯田浩司アナとのやり取りは、radikoのタイムフリーで放送1週間後まで聴ける。