レスリー・マッコーエンさん 死去…65歳 「ベイ・シティ・ローラーズ」ボーカル

 1970年代に世界中で絶大なアイドル人気を集めた英バンド「ベイ・シティ・ローラーズ」(BCR)の看板ボーカル、レスリー・マッコーエンさんが20日、死去した。65歳。スコットランドのエディンバラ生まれ。妻ケイコさんと息子のジュウベイさんが22日、「自宅で急死しました」と、本人のツイッターで公表した。

 レスリーさんは73年11月、BCRに加入。76年に全米1位に輝いた代表曲「サタデー・ナイト」をはじめ、「想い出に口づけ」、「太陽の中の恋」、「バイ・バイ・ベイビー」などヒットを連発し、リードボーカルのレスリーさんは甘い歌声でファンを魅了した。

 また、BCRはスコットランドの伝統的なデザイン「タータンチェック」を取り入れた衣装を着用。“タータン・ハリケーン”と称された一大旋風を世界中に巻き起こし、日本の女子中高生にも熱狂的に支持された。

 レスリーさんは78年に脱退。バンド「レス・マッコーエン&エゴトリップ」を結成して日独で人気を博した。82年には絶頂期のメンバーによるBCR再結成に参加し、日本武道館を札止めにした。

 BCRのメンバーは離合集散を繰り返し、レスリーさんは現在、「レス・マッコーエンズBCR」、「BCRライブ2021ウィズ・レス・マッコーエン」などの名義で活動。来年5月までライブの日程が決まっていた。

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