堂本光一、コロナ禍でもくじけぬ思い「やれることは絶対ある」ソロでアルバム&ツアー
KinKi Kids・堂本光一(42)が24日、都内で行われた6年ぶり5作目のソロアルバム「PLAYFUL」(6月2日発売)のリリース記念「堂本光一×SQUARE ENIX『V Short Movie 完全版発表会』」に出席。デイリースポーツなどの取材に応じ、3度目の緊急事態宣言への思いを明かし、6月から始まるソロツアーについて「開催に向かって夢見て、準備をしていく気持ちを大事にしたい」と語った。
3度目の緊急事態宣言によって、舞台の公演中止などが相次ぎ、またもエンタメ界を直撃する。光一は「皆さんと同じように不平不満、言いたいことはありますよ。でも、その中でやれることは絶対ある」と訴えた。
昨年はコロナ禍にあえぐ中、主演ミュージカル「Endless SHOCK」に新様式の演出を施したスピンオフ版「-Eternal」を発案。それだけに「去年は例年より忙しかった。この状況で新しいエンタメがどうやったら生まれるか考えたい」と力説。新アルバムを引っ提げ、6月20日から全国5カ所を巡る、6年ぶりのソロツアー開催決定も「家での時間が増えるのであれば、コンサートの内容をじっくり考える時間ができる」と前向きにとらえた。
くしくも神奈川・横浜アリーナでの公演初日は、東京五輪の開幕日と同じ7月23日。それに重ね合わせ「この状況でライブの日程を発表するのはいいのかな…というのは正直ある。でも、やめるのは簡単。聖火リレーもそうですけど、開催を夢見て希望を持って、やれる準備をしていく。それを大事にしたい」。可能性がある限り、灯は消さない。
そんな中でのソロアルバムリリース。6年ぶりのタイミングを「気まぐれです」と説明するが、今回のこだわりは初回盤Aの特典映像「V Short Movie」。人気ゲームシリーズ「ファイナルファンタジー」を製作する「SQUARE ENIX」とタッグを組み、最新技術を使って、光一本人と、実物とみまがうCGが“競演”している。
大のゲーマーである光一は「職権乱用です」と笑顔。「CGやゲームの世界はどんどん技術が進化していく。負けてらんない。生身でできる可能性を模索したい」と意欲をかき立てられていた。