吉村知事 大阪維新の会代表として謝罪“サウナ市長”辞職意向で「応援したのも事実」
大阪府の吉村洋文知事が26日、大阪府庁で会見し、大阪府池田市の冨田裕樹市長が辞職意向を明かしたことについて謝罪した。同市長は19年に大阪維新の会公認で初当選。市役所への私物のサウナ持ち込み問題やパワハラ騒動を踏まえ、この日「市長を辞職させていただく」と表明した。
冨田氏はすでに同党を離党しているが、大阪維新の会代表を務める吉村氏は「大阪維新の会公認でわれわれが応援したのも事実。今回、公私混同の問題であったり、パワハラの問題で責任をとって辞職するという本人の判断を尊重したい。池田市民の皆さんに深くおわび申し上げたいと思います」と党の責任を認めて謝罪した。
池田市議会は「百条委員会」を設置して冨田氏を調査、不信任相当とする報告書をまとめた。冨田市長はコロナ対策にメドがついた時期の辞職意向。
また、日本維新の会・梅村みずほ参院議員の公設秘書である成松圭太容疑者が25日、運転する車で知人男性をはね殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で大阪府警堺署に逮捕された事件にも言及。日本維新副代表の立場から「警察の捜査に全面協力して真実を明らかにしてもらいたい。党としても説明責任を果たしていくことになる」と話した。