識者が分析「宮内庁は慎重にと舵を切った」 小室さん“金銭トラブル”に
フジテレビ系「バイキングMORE」が27日、秋篠宮家の長女・眞子さまとの結婚が延期となっている小室圭さんの母親・佳代さんと“金銭トラブル”になっている元婚約者が、26日発売の「週刊現代」で取材に答え、小室さん側が支払うとした解決金に対し、それよりも小室親子との面談が先だと話していることを伝えた。番組では、最近の宮内庁側の発言の変化に注目し、皇室ジャーナリスト・近重幸哉氏は「ここは慎重にということで宮内庁の方も舵を切ったと思う」と分析した。
番組では、宮内庁側のコメントを再確認。小室さんが28ページの文書を発表した8日の西村泰彦長官の定例会見では「非常に丁寧に説明されている印象。小室さん側と元婚約者側の“金銭トラブル”の事実確認については理解することができた印象がある」と話し、加地隆治皇嗣職大夫も9日の定例会見で「(文書中の)基本方針でございますが、眞子内親王殿下のご意向が大きかったというふうにお聞きしております」と、ともに好意的な発言だったが、22日の定例会見で一転。
小室さん側が解決金を支払う意向を示したことに、西村長官は「報道は承知していますが、私からコメントすることは控えたい」。解決金についての報告の有無には「事前にありませんでした。事後も聞いていないです」。現状についての厳しい意見をどう受け止めているかを問われると「さまざまな報道で色んなご意見は読ませていただいています。それ以上のコメントはありません」と述べるにとどまったと伝えた。
MCの坂上忍が「あの文書の評判が悪いと。そうなったとたんに距離を取り始めたようにしか僕には見えないんですけど、どうなんですか」と近重氏に質問。
近重氏は「小室さんの文書が発表された時点では、宮内庁側としてはお二人の結婚を皇室のあるべき形で進めていきたいというお気持ちもあったと思う」と話し、坂上も「あの文書を公表して、それで結婚までのレールを敷こうとしていたんですよね」と応じた。
さらに、近重氏は「そうでないと、宮内庁のトップがこのような発言はしない。しかし『丁寧に説明されてる印象』っていうのはいいと思うが、『事実確認については理解することができた印象がある』と。これは小室さん側の肩を持ってるということで、国民が大きく反発した」と振り返った。
そして「そういう状況になった後に、解決金について4日後に小室さん側が発表した。それに対して、宮内庁側としては何も聞いてない。小室さん側の動きに対して宮内庁側も不審に思った。そして、これ以上何かを述べると、宮内庁としての印象が悪くなる。印象が悪くなると、天皇皇后両陛下はじめ秋篠宮ご一家に対しても国民の声は批判が向くかもしれない。そうしたことで、ここは慎重にということで宮内庁の方も舵を切ったと思います」と、方針転換があったことを示唆した。