尾野真千子「コロナでもう仕事できないんじゃ…」 届いた台本「命がけで」と誓う
女優の尾野真千子(39)が27日、都内で行われた、主演映画「茜色に焼かれる」(5月21日公開)の完成披露舞台あいさつに登壇した。
コロナ禍に打ちひしがれた個人の感情をテーマに描かれた今作。多難の時代に逆風を受けながらも、たくましく前向きに生きる母親を演じた尾野は「台本を読んだ時に、『自分が伝えなきゃ』と思うことが多かったんです」と出演の決め手を明かした。続けて「作品を撮り進めていくにつれて、母親の大変さを納得していきました。母になったことはないけど、少しでも母の気持ちが分かることができたのかな」と振り返った。
単独主演は4年ぶりという尾野だが「あまり主役ということを意識せずに、こんな時代なので楽しくやろうと。距離が遠くても、ニコニコして楽しくやっていればいいものになると思うし。色んなことに気をつけないといけない、もどかしい気持ちが少しでも晴れるようにと思って」と心境を明かした。
続けて「コロナでもう仕事ができないんじゃないか、そんな時に台本をいただいて。撮影前、監督に『命がけで頑張ります』と言いました。自分の背中を押してくれた作品、自分にとって最高の映画だと思っています」と胸を張った。
ほかに和田庵(15)、片山友希(24)、オダギリジョー(45)、永瀬正敏(54)が登壇。司会はフリーアナウンサーの青木源太(37)が務めた。