羽鳥慎一「本当にうまくいってないんだな」 丸川大臣、小池知事の5者協議後コメントに
テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が29日、東京五輪・パラリンピックに向けて28日に行われた5者協議後の丸川珠代五輪担当大臣、東京都・小池百合子知事のコメントを伝え、政治ジャーナリスト・田崎史郎氏がそれぞれの思惑を分析。羽鳥慎一は「本当にうまくいってないんだなっていうのが伝わってきてしまう」などと心配そうに話した。
丸川氏が27日に東京都に対して大会中の医療体制の具体案が示されていないと苦言を呈し、その直後の両者の対面。協議後、丸川大臣は「医療体制については国民の感心が高い。ワクチン接種やコロナ医療から大会が(医療関係者を)取ってしまうのではないかという懸念も生じている。そういったものを率直にお伝えした」とコメント。
一方の小池知事は「議論というよりも、これは組織委員会でも話をしていることですし、大会開催の医療体制を完備していくことは必要なこと。(5者協議では丸川氏と)やりとりをしているわけではなく、対策を講じている。現状やワクチンが都内でいつまでにどの程度接種できるかという見通しについてお話をした」と話し、丸川大臣に知事の声が届いているのかを問われても「いやもう、それはそれぞれ事務方から聞いております」と、間接的な対話を示唆した。
田崎氏は両者のコメントに「言葉をとらえると、直接話されてないんだろうと思う。小池さんは、東京都と組織委員会はしっかり話してますよっていうことを言わんとされている。それを丸川さんに言う必要あるの?ということ。一方、丸川さんとしては大臣としてそういうことは知っておきたいと。でも、あまり情報がこない。で、ちょっとイライラしてる感じ」と、それぞれの心情を説明。
キャスターの羽鳥慎一は「本当にうまくいってないんだなっていうのが伝わってきてしまうという…3カ月を切っている状況で」と表情を曇らせた。