テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が２９日、東京五輪・パラリンピックに向けて２８日に行われた５者協議について伝えた。スタジオでは、観客の上限決定を６月に先送りすると決めた協議から離れ、開催の是否、決定権のある国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）に誰が中止の意向を伝えられるかという議論となり、テレビ朝日の玉川徹氏は「何の根拠もないけど、小池さんかなと思う」と自説を述べた。

　玉川氏は「誰が言い出すんでしょうねって話ですけど、まあこれは何の根拠もないけど、小池さんかなと思ってますよ」と発言。

　続けて「だって国民の７割以上が今年は無理だって考えてるわけですから。さらにそういうふうな状況が強まってる中で政府から言えないんだとすれば、そら空気読んで、例えば涙でも流しながら『断腸の思いで、これは無理だというふうに言わなければなりません』みたいなところの、もしかしたらタイミング計ってるぐらいかなと思ってますよ、私は」と大胆な説を披露した。

　政治ジャーナリスト・田崎史郎氏は「小池さんが自民党のある議員に言ってる話では、そういう諦めるとか開催しないっていう話は全くない。やる、と」と、小池知事が開催に前向きな様子を伝えたが、玉川氏は「でも今、仮に例えば小池さんがこれ以上感染が進んだ段階でそういうことを言えば、よく言ったって話の方が大きいんじゃないですか。そうなって、秋までには選挙ですよ」と、選挙も見据えて発言する可能性を主張した。