フジテレビ回答 テラハにBPO「問題あり」判定「真摯に受け止め、今後の番組制作に活かしたい」
フジテレビは30日、新型コロナの影響で4月の定例社長会見を中止とし、ラジオ・テレビ記者会からの質問に対し書面で回答した。
同局のリアリティー番組「テラスハウス」に出演し、SNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けたプロレスラー木村花さん=当時22=が昨年5月に死去した問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)が「放送倫理上の問題があった」などの判断を公表したことについてコメント。「真摯(しんし)に受け止め、今後の番組制作に活かしたいと考えております」としたうえで、3月に総務局にコンテンツ・コンプライアンス室およびSNS対策部を新設したことを明らかにし「制作部門をサポートして改善をはかっていきたい」とした。
この件について、BPOは、番組側が出演者との間に交わした「同意書兼誓約書」について「適切とは言えない」との見解を公表しているが「指摘を踏まえ、今度も同種、同類の契約においては幅広く専門家のアドバイスを得ながら、見直していきたいと考えております」などとした。