自民党議員 厚労省は「死にかけた兵隊さんだらけの八甲田山」朝生で
自民党の国光あやの衆院議員が30日、テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」に出演。「厚労省は死に体。八甲田山で死にかけた兵隊さんだらけみたい」と話した。
国光議員は、厚労省出身で、現在も厚生労働委委員。厚労省時代に仕えたのが、この日も出演していた国際政治学者の舛添要一氏が厚労相だったことを踏まえ、「舛添大臣のリーダーシップは見事だった」と話すと、司会の田原総一朗氏から「それに比べると田村(現厚労相)はダメ?」と追及された。
国光議員はコロナに関する大臣が田村厚労相、西村康稔経済財政・再生相と河野太郎規制改革相とコロナに関する大臣が3人いることに厚労省内が混乱していると指摘。その上で、「田村大臣は(担当が)医療だけじゃない。年金もあれば、福祉もあれば、介護もあれば、子育てもある。仕事が増え過ぎちゃって回らないんです。田村大臣は体が一つしかない。明け方4時、5時まで働いています」とフォローした。
「忙しいなら人数増やせって言えばいいじゃない?」とツッコむ田原氏に「厚労省も問題は多いけど、やっぱり死に体。いってみたら八甲田山で死にかけているような兵隊さんだらけみたいな感じです」と形容した。
「八甲田山」は1902年に雪中行軍の演習中に遭難し、200人近くの兵士が死去した、のちに高倉健さん主演で映画化された事故を指すものと思われる。
田原氏から「何で増やせって言えないの?」とさらに問いかけられても国光議員は「増やしてはいるけど、それ以上に仕事量が伸びすぎて追いつかない。コロナの感染者数と医療体制みたいな関係になっているんですね」と話した。