芦田愛菜「岬のマヨイガ」で主演声優 来月同じ17歳、等身大で演じる
女優の芦田愛菜(16)が、長編アニメーション映画「岬のマヨイガ」(8月27日公開)の主演声優を務めることが3日、分かった。映画「千と千尋の神隠し」に影響を与えた小説「霧のむこうのふしぎな町」など、長年にわたり愛され続けるベストセラーを世に送り出した作家・柏葉幸子氏の同名小説が原作。人間臭く生きる17歳の少女を、自らも来月で17歳となる芦田が等身大で演じる。
天才子役から羽ばたき、JKになった愛菜ちゃんが、夏休みの終わりに公開される心温まるファンタジー作品を声で彩る。
マヨイガは実際に岩手県に伝わる、迷い込んだ人をもてなす伝説の家という。芦田が演じる17歳の少女ユイが、両親を亡くしたショックで声を失った8歳のひよりとともに、不思議なおばあちゃんと出会い、マヨイガに住む物語。優しい妖怪などとの触れ合いなどを描いていくという。
松尾拓プロデューサーは「幼いころから、その笑顔で日本中を魅了し続ける太陽のような魅力を持つ芦田さんも、今年で17歳。『ユイを演じてもらうのは芦田さん以外に考えられない!』と、全力でラブコールを送らせて頂きました」と主演に据えた理由を説明した。
芦田は、NHK連続テレビ小説「まんぷく」において史上最年少(当時14歳)で語りに抜てきされ、映画「怪盗グルーの月泥棒3D」「映画 えんとつ町のプペル」に出演するなど、声の演技の評価も高い。
ユイを演じた感想を「自分にしか気付くことのできない“小さな幸せ”って身近にあるんだよというメッセージを感じました」と聡明に話し、「自分を受け止めてくれる人がいるということは、こんなにも心地が良くて優しい気持ちになれるんだな」としみじみ。「皆さまにささやかな幸せを運んでくれるといいな」と希望した。