玉川徹氏が西村大臣の発言を疑問視 「西村さん何言ってんだろう」
テレビ朝日の玉川徹氏が4日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」にリモート出演。西村康稔・経済再生担当大臣の3日に出演したテレビ番組での発言に「西村さん何言ってんだろうと、首を傾げるような話ばっかりでした」と疑問を呈した。
番組では、西村大臣が「お札は1週間、宅配便の段ボールのウイルスは1日生きている。キャッシュレスかお札を触ったら手洗い消毒をお願いします」と訴え、緊急事態宣言の延長については「『まん延防止措置』で人出は2~3割減っている。大阪が新規感染者1000人でとどまっているのは『まん延防止措置』の成果。(期限の11日まで)あと9日あり、人流など分析し適切なタイミングで判断する」などと話したことを伝えた。
玉川氏は「『お札を触ったら手洗い消毒』って、確かに生きてるかもしれないが、アメリカのCDC(疾病対策予防センター)が接触をすることで感染するのは1万分の1よりも小さいという指標を出している。だから一番気をつけなければいけないのは、飛沫感染よりももっと小さい、いわゆるエアロゾル(空気中に漂う微細な粒子)の口からの感染。これの方が圧倒的に大きいので、何を急にこの話をし出したんだっていうのがよくわからない」と首をひねった。
さらに玉川氏は「『大阪で1000人にとどまってるのはまん延防止措置の成果だ』っていうようなことをまた言ってるが、1000人規模でとどまってていい話じゃない。ほぼ医療崩壊なんですから。だからまん延防止措置なんか取らずに、最初から緊急事態宣言をやれば良かっただろという話。ここに来てもまん延防止措置は効果があったと言いたいんですかね、政府は。西村さん何言ってんだろうと、僕は首をかしげるような話ばっかりでした。もっと気をつけなければいけないところは別にあると思う」と切り捨てた。