内田樹氏 総選挙で自民の公約は「改憲による行政府独裁と市民的自由の制限」

 神戸女学院大学名誉教授で思想家の内田樹氏が4日、ツイッターに新規投稿。解散総選挙について、自民党の選挙公約が「改憲による行政府独裁と市民的自由の制限」で、「日本国民は進んで民主主義を捨てる瀬戸際まで行く」と推測した。

 内田氏は「朝一でインタビュー原稿のリタッチ。解散総選挙についての予測を話しました」と投稿。「解散して自民党の『負け幅』が一番小さいのは今なんですけれど、まさか緊急事態宣言下では選挙はできません。でも、先送りにすると『五輪中止』『ワクチン接種進まず』という最悪の条件下での選挙になります」と記した。

 さらに内田氏は「菅首相では選挙の看板になりませんので自民党は起死回生の秘策『安倍再々登板』を選びます」と安倍晋三前首相が“選挙の顔”になるのでは指摘。「選挙公約は『改憲による行政府独裁と市民的自由の制限』ですが、これを歓迎する有権者が意外に多くて、日本国民は進んで民主主義を捨てる瀬戸際まで行く・・・という怖いシナリオをお話ししました」と投稿した。

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