藤井二冠 20連勝ならず「出来過ぎだった」
将棋の藤井聡太二冠(18)は6日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第69期王座戦挑戦者決定トーナメントの1回戦で深浦康市九段(49)に負け、同棋戦の敗退が決まった。2020年度から続いていた連勝は「19」でストップした。
藤井二冠は昨年10月26日、王将戦挑戦者決定リーグで永瀬拓矢王座(28)に敗れた後、約半年間、白星を続けていた。連勝の最多記録は、自身が17年に達成した29。
敗れた藤井二冠は「連勝は意識せずにやってきた。ここまでが出来過ぎだった」と話した。今後は、6月6日に開幕する棋聖戦5番勝負の初防衛戦など、重要な対局が続く。
深浦九段は2007年度から王位を3期獲得している。