東京都の小池百合子知事が７日、都庁で定例会見を開いた。

　新型コロナウイルス感染拡大が危機的状況にある中、東京五輪・パラリンピックについて、「知事ご自身は夏に感染が悪化していても開催する不退転の決意をお持ちか」との質問が飛んだ。

　これに小池知事は「安心安全な大会が開けるようにまさに今、その努力を、国、組織委員会とともに対応策を講じている」とし、「ＩＯＣとファイザーの間に（選手へのワクチン提供などの）覚え書きが交わされたように、国内のみならず、海外の選手へのワクチン確保もできるということで、世界でアスリートに対しての対応が進められているということであります」と述べた。

　「安心安全な大会が開けるよう、努力を進めていきたい」と語った。

　記者の知事への質問は「開催への不安の声が増しています。米国でも開催に否定的な報道が相次いでいるようです。確認なんですが、知事ご自身は、夏に感染が悪化していても、たとえ感染状況がどのようであっても、開催するという不退転の決意をお持ちなんでしょうか」だった。