茂木健一郎氏 眞子様と小室圭氏の問題「宮内庁にシステム的思考と配慮がない」

 脳科学者の茂木健一郎氏が8日、SNSに動画を投稿。秋篠宮家の長女、眞子様と小室圭さんの問題について「このところ感じているのは『システム的思考の欠如』なんです。それが今回の問題の非常に大きなポイントと思っている」と切り出した。

 茂木氏は「まず、大原則として2人の人間がお互いのことが好きで一緒になりたいと思うなら、なれるのが一番いい」と自由恋愛の大切を指摘し、その上で「眞子様は皇室の一員ということで、そこが特殊要因」と一般とはまったく事情が異なることに触れた。

 茂木氏は「男性の皇族が少ない。戦後、11宮家が皇籍を離脱された」と歴史的経緯を指摘し、「男性皇族が復帰されることが一番システムの安定に望ましいと思っている」と持論を述べた。

 さらに茂木氏は「悠仁様が男性でいらっしゃり、悠仁様の代で男性が誕生すればと考える方がいるが、それが典型的なシステム的思考の欠如なんです。そういう先延ばし論は悠仁様に過大な負担をかけることになる。悠仁様の生き方を縛ってしまうことになる。皇位の継承というのは継続的に安定して行われるべき」「悠仁様ひとりに背負わせるのは不当」などと述べた。

 茂木氏は「その上で、システム的思考が最初から欠けていたと思うのは、もうひとつは眞子様のご結婚相手がどう決まるかという経緯なんです」と指摘。「そもそも眞子様も佳子様もICUに行かれて学生生活を楽しんだ。そのときにどのような結婚相手と出会うかについて宮内庁や宮家の奥、内側をしきる方々の間である種の叡智というか配慮があってしかるべきだった。それがシステム論的なことというか。ご結婚相手のリストアップのようなことをしていたのかどうか。おそらくなかったと思う。さすがに悠仁様にはそういうことがないように今から準備はされていると思うが、そういうシステム的、組織的な叡智。ふわーっと『こういう方がいらっしゃいます。仲良くされてもいいのでは』ということがされていなかったのが根本的な原因のように思う」と述べた。

 茂木氏はまた「眞子様の結婚相手は将来の天皇陛下の義理のお兄さんになられる方。どういう方を選ばれるかは眞子様のお気持ち。その気持ちに至る環境作り、そこの叡智が足りないんだなと。全般的にケアが足りない気がする」と持論を語った。

 茂木氏は「宮内庁関係は、世界で最も古い皇室を現代にふさわしい形で守り育てていくというシステム的な叡智を構築しないとだめだと思う。システム的な思考の欠如が今回すべて表れた。システム的な思考、配慮の卓越を強く宮内庁や周辺に求めたい」と要望した。

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