蓮舫議員「丸川大臣の答弁、期待しないので結構」菅総理に質問重ねるも…
立憲民主党の蓮舫議員が10日、参院予算委員会の質疑で、菅義偉総理へ回答を求めるも、丸川珠代五輪・パラリンピック担当大臣が答弁に立つことに「丸川大臣の答弁はもう期待しないので結構です」とイラつく一幕があった。
蓮舫議員はワクチンや東京五輪について質問。その中で連休中に、多くの人が民間の新型コロナ検査機関に殺到したことに触れ「帰省をするから年老いた両親にうつしてはいけない、仕事に行くので検査しないと行けないと、高いけど自腹で、結果でるまで不安で待って、そういうのが国民の検査に対する現状なのに、オリパラ選手関係者が何人来るかわからない、民間の検査、行政検査にどう影響でるかも分からない、どうしてそんなに優先するんですか?優先すべきは国民ではないでしょうか」と菅総理に訴えた。
だが出てきたのは丸川大臣で、蓮舫議員もぐったり。丸川大臣は「検査で行列ができているのは特に費用が2、3000円と安く抑えられている所に行列ができているというのは市中で確認した」「一方で優先しているかというと、そうならないように民間検査どんどん数増えていく中で、その中から割いて頂けるもので、オリンピック、パラリンピックに当てて頂くと言うこと」と回答した。
これに蓮舫議員は「丸川大臣の答弁はもう期待しないので結構です」とピシャリ。
だがその後も蓮舫議員が「救急車で搬送困難事案、ようやく運び込まれても、そこがオリパラの指定病院といわれて選手が同時に搬送された場合どちらが優先して治療されるんですか」と菅総理に質問するも、やはり丸川大臣が答弁に立ったことから蓮舫議員は「ここは総理でしょ?」「時間止めて下さい!」「どうしてこんなに総理にご説明しているのに、丸川さんが出てくるの?」と声を上げ、いったん停止した。
その後、菅総理が答弁に立ち「選手と一般国民が交わらないように」「それぞれの場所での動線分離を徹底」「厳格な行動管理実施」などと答えたことから、蓮舫議員は「答えはたった一つ。国民が優先されるでしょ?びっくりしました」と嘆いていた。