立憲民主党の蓮舫参議院議員が１１日、ツイッターに新規投稿。１０日の参議院予算委員会で、政府の新型コロナウイルス感染症対策と東京五輪・パラリンピック大会について自身が質問した内容に対して、菅義偉首相が「同じ答弁書を読み続けるだけ」「明らかに質問と違う答弁書を読み続ける場面もあった」といった対応を挙げ、「とてもとても残念でした」とつづった。

　蓮舫氏は「選手村において毎日のＰＣＲ検査、ワクチン接種、指定病院で医療提供体制を整える。選手の健康を守るのはとても大切です」と切り出しつつ、「が、まず」として「国民が優先されると申し上げ質疑を行いましたが、菅総理は同じ答弁書を読み続けるだけで、とてもとても残念でした」と訴えた。

　さらに、蓮舫氏は連続投稿。「質問を聞いておられないのか、明らかに質問と違う答弁書を読み続ける場面も何度もありました」と指摘し、「自民党の理事が流石に委員会を止め、野党理事と場内協議する場面も何度も」と振り返った。

　菅首相は同委員会で「感染ステージ３、ステージ４でも五輪は開催するか？」と質問された際にも、その場合を想定して開催可否を検討するといった旨の発言をすることはなく、「安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていく」と繰り返しの答弁をしていた。