【山田美保子のミホコは見ていた!】「師匠」から「先生へ」キスマイ横尾の底力

 14日から3daysで生配信ライブ「Kis-My-Ft2 LIVE TOUR 2021 HOME」を開催しているジャニーズの人気7人組グループ、Kis-My-Ft2。グループ結成からCDデビューまで5年かかった彼らもデビュー10周年のメモリアルイヤーを迎えた。「苦労人」と言われただけあって、全員が努力の人でもあるのだが、昨今、メンバーから「先生」と崇められているのが横尾渉だ。

 料理上手として有名で、「ペット介護士」の資格ももっている。後にそれを「Kiss My Fake」(TBS系)の共演中に知った矢作兼(おぎやはぎ)が「横尾、お前は計り知れねぇなぁ」と驚いていた顔は忘れられない。「時間があったので」と説明した横尾は愛犬家としても有名。動物愛護にも高い興味を示しており、「発信できる立場に居させていただいているからこそ、具体的に活動していきたい」とも聞いた。真面目な男なのである。

 そんな横尾を「師匠」と呼び、「UTAGE!」(同)でイジリ倒してくれたのは中居正広。併せて、目配りに秀でていることから「キスマイのお母さん」とファンから呼ばれていた彼が、いまは「先生」と呼ばれている。メンバーの北山宏光が“道”を拓き、千賀健永らと共に準レギュラー出演している「プレバト!!」(毎日放送・TBS系)の「俳句才能ランキング」で横尾は“名人”であり“特待生”なのである。

 昨年1月の「冬麗戦」で初タイトルを獲得し、今年3月の「春光戦」でも優勝。そんな横尾の俳句は、梅沢富美男、皆藤愛子らのそれと共に2021年度の中学国語教科書副教材(明治図書出版)に掲載されている。だから「先生」なのである。

 キスマイのトレードマークであるローラースケートの名手で、デビュー前から「ローラースケートリーダー」でもあった横尾だったが、コンサートのMC中、他のメンバーがソロの仕事を次々と告知していく際、言うことが何もないこともあった。だが、そんなときもメンバーの仕事の詳細を全て頭に入れていて、フォローに徹していたものである。それが今や中高年からの知名度がNo.1とも言える。ちなみに30年以上の句会歴がある女優の吉行和子は「横尾さんのファン」だ。横尾の台頭は、キスマイの強さの証でもある。配信ライブでの横尾渉にも注目だ。

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