女優・杉咲花が１５日、ＴＯＫＹＯ　ＦＭ「杉咲花のＦｌｏｗｅｒ　ＴＯＫＹＯ」に出演。ヒロイン・千代を演じて、この日最終回を迎えたＮＨＫ連続テレビ小説「おちょやん」で共演した元夫・一平役の成田凌が２週連続でゲストで登場した。

　冒頭で杉咲は「本当に見てくださってありがとうございました」とあいさつ。成田に「おちょやん、終わっちゃいました」といい、成田が「いやあ、終わっちゃいましたね」と返すと、「あ～あ」と残念そうに声を発した。成田が「あ～あ、嫌だな」とつぶやくと、「やだね。寂しいね」と同意した。

　成田が「次が『おかえり、おちょやん』って月曜日から始まったらいいな」と提案すると、杉咲は「次は『おかえりモネ』なんで。『おかえり、おちょやん』？」と確認。「『おかえり千代』っていうのかな」と返されると、「最高だね。それやってたら」と喜んだ。成田が「そのスピンオフから始まって、また１０カ月くらいやってくれたらいいのに」というと、杉咲は「やりたい。ほんと寂しい」と話した。

　杉咲は「『おちょやん』で過ごした期間はどんな期間でした」と質問。成田が「この終わった気持ちがすべてというか、愛情にあふれた期間でしたね。その愛情だけ続いてる感覚かな。作品だけ置いてきて」と答えると、「そうですね。確かに。まったく同じです」とした。

　成田が「これからもほかのみんなの健康を祈るし、その人が出てるドラマとか、共演者とかで出てるのを見るとめっちゃテンション上がる。楽しみだね。今後もね」とキャスト陣への“愛”を語り、杉咲も「楽しみ」と相づちを打った。成田が「（次作以降で）『おちょやん』超えていけんのかな。自分自身もそう、作品への愛情とかも」と本音を吐露すると、杉咲も「ホントにそう思う」と番組への深い思いを告白。

　成田が「終わった後、ちゃんとこれくらいの気分になれるかみたいな。（それ）か、それ（今回）を機に（力を）出せるようになるかだね。オレは後者だと思うけど」と発すると、杉咲は「ホント？それは強いですね」と感心。「強くなってると思うよ」と返され、「そっか。そうだといいな」と期待した。

　成田が「愛情のベクトルは違うけど、出し切るぞっていうのが１０カ月から２カ月になったら、ギュッとしてもっとすごいものになるかもしれない」と続けると、杉咲は「ホントに。ここで培ったものを次につなげていかないとっていう」と前向きにコメント。

　成田は「楽しみですよ。朝ドラの千代が終わった後のお花ちゃんの作品見るのが。僕とは共演することは当分ないだろうけどね」と声をかけると、杉咲は「ホントだね。ちょっと一平として見ちゃうかも知れない。カメラの前に立ったら」と思いを打ち明けた。成田が「残り香、残り愛があるから。一平・千代みたいなとこから離れられなくなってるかも知れない」というと、杉咲は「じゃあ５年後ぐらいかな」と予想。成田が「いいんじゃない。５年後っていくつですか？」と聞き、杉咲は「２８か２９歳。いまの成田君ぐらい」。成田は「めっちゃいいじゃない。２８、２９の杉咲花は。結構えぐいことになってるんじゃない。『杉咲さん、出てくれるんですか』みたいな」と大女優への成長を確信していた。

　杉咲は「やめてくださいよ、そんな」と話した後「３０代ですか？」と聞き、成田が「３０代だね。かっこいいよ」と返すと大笑いした。