立憲・枝野代表発言に「ふざけるな!」「政治家として論外」…岸博幸氏が怒り
元経産官僚の岸博幸氏が17日、コメンテーターを務める読売テレビ「かんさい情報ネットten.」に出演。新型コロナウイルスの感染拡大による大阪府の病床ひっ迫を招いたのは吉村洋文知事の「判断ミス」だとして、「一番悪いのは大阪府知事だ」と非難した立憲民主党の枝野幸男代表に「正直言って、ふざけるな!」と憤慨した。
枝野氏は10日の衆院予算委員会で、2度目の緊急事態宣言が解除された3月1日、府が重症者用の病床確保数を3割減らす通知を出したと紹介し「無責任な知事もいる」と非難した。
この発言に対し、吉村知事は11日、「前提として間違っているところがある」と反論。「病床には確保病床と運用病床がある。確保病床はコロナ治療のためにこれだけは確保してくださいという病床で、病院と合意して進めているもの。運用病床は、確保病床に加えて感染者の状況に応じて(変動する)。感染者が減ってくれば、他の病気のこともあるから、運用病床は減らしていく」と説明。「(3月1日に)確保病床は減らしていない。あたかも確保病床を減らしたかのような指摘だが、それは全くの事実誤認ということはしっかり指摘しておきたい」と語気を強めて語っていた。
岸氏は、枝野氏のこの発言について「正直言って、ふざけるな!と思いました」と怒り。「感染者、死者が増えたことの結果責任は政治ですから(知事が)問われる部分はあるが」とした上で、「国会、議論の過程で、野党は、知事が病床を集められるようにしっかりした制度を作るべきだという真面目な議論を十分やっていない」と指摘し、「自分たちが何もやらないで、府知事を上から目線で『一番悪い』って言うのは、政治家として論外だと思います」と憤っていた。