田村正和さんが残した数々の伝説 現場でNGほとんどなし、人前では飲食しない
芸能界きっての二枚目スターとして、ミステリーの「古畑任三郎」、時代劇の「眠狂四郎」など多くのヒットドラマに主演した俳優の田村正和(たむら・まさかず)さんが4月3日午後4時20分、心不全のため東京都港区の病院で死去していたことが18日、分かった。77歳。京都市出身。葬儀・告別式は親族で行った。喪主は妻和枝(かずえ)さん。
田村さんは数々の伝説を残している。撮影現場ではほとんどNGを出さない。「田村チェア」と呼ばれる自前のデッキチェアを常に持参する。生活感を出さないため、人前では飲食はしない…といったものだ。
2018年放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」では、このような秘話が明かされた。司会の女優・黒柳徹子(87)が、田村さんらしい人物が乗った車に追突。「ぶつかりました?」と質問すると、その人物は「いいえ」と答え、その場を離れたという。後日、黒柳が田村さんに確認すると「騒ぎが大きくなると面倒くさいなと思って黙ってました」と答えたという。