カンニング竹山「決めつけるのはまだ危険な気がします」 ドンファン妻起訴に
フジテレビ系「バイキングMORE」が19日、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さん=当時(77)=が18年5月に急性覚醒剤中毒で死亡した事件で殺人容疑などで逮捕され、殺人罪で起訴された元妻・須藤早貴容疑者(25)について詳報。カンニング竹山は「状況証拠だけでこの人がやったんだと決めつけるのは、僕はまだ危険な気がします」などと話した。
番組では、野崎さんの生前から取材を続けているジャーナリスト・上路雪江氏の話として和歌山地検が「野崎さんがいつ離婚したいと言い始めたのか」と「新恋人“ミス・ワールド”の存在をいつ言い始めたのか」の2点を野崎さんの親族、元従業員、関係者に長時間、複数回にわたって聞き取っていると報じ、本人の証言が得られない中で状況証拠を積み重ねている様子を伝えた。
竹山は「別に擁護する気はないんですけども、一ついいのかなと思うのは…」と前置きし、「状況証拠だけで本人が認めてない中で殺人罪として起訴するということが…それってよっぽど検察が何かを握ってるのか。あと、検察の離婚を持ち出されてるからそれ(が動機)でってなると、これ離婚して慰謝料取るとかいう考えはなかったのかなとか。だから何か、この人がやったんだと決めつけるのは僕はまだ危険な気がします」と慎重。
弁護士・西川研一氏も「過去にも状況証拠だけで殺人罪なんかでも有罪になっている事件はある」と判例はあるとしながらも「今回まだ何も明らかになっていない。本当にそれだけ積み重ねて状況証拠だけで有罪にできるだけのものがあるのかどうかというところは、まだまだこれから見ていく必要がある」と話した。