西川弁護士が分析 ドンファン妻裁判「判決まで10年かかる可能性も」

 フジテレビ系「バイキングMORE」が19日、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助さん=当時(77)=が18年5月に急性覚醒剤中毒で死亡した事件で殺人容疑などで逮捕され、この日起訴された元妻の須藤早貴容疑者(25)について詳報。弁護士・西川研一氏は今後の裁判の流れについて「最高裁までいけば判決まで10年かかる可能性もある」と指摘した。

 西川氏は、公判前整理手続きについて説明。「争点の整理というのもあるが、もう一つ大事なのは検察側が持っている証拠を開示してもらうということ。今回3年間も捜査しているから、その証拠資料は膨大なものになる」と指摘。開示を受けた弁護側が本当に整合しているのか、逆に検察側のストーリーにほころびのあるようなものはないかと精査する中で、通常は1年程度だが2年かかってもおかしくないとした。

 さらに西川氏は「最高裁までいくと、過去にあった和歌山のカレー事件も10年近くかかっている。あれも状況証拠をベースにした話だということだとすると、今回もそれぐらいかかってもおかしくない」と分析した。

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