吉村知事 ワクチン2社の新たな承認で「戦争状態」脱却を期待「武器になる」

 大阪府の吉村洋文知事が20日、大阪府庁で囲み取材に応じた。新型コロナウイルスのワクチン2種(モデルナ製とアストラゼネカ製)が、厚生労働省の専門部会によって審議されていることについて「非常に歓迎している。感染を防ぐのはワクチンしかない。大きな転換期、武器になる」と期待を口にした。

 変異株のまん延で、感染が急速に拡大した大阪府。4月28日と5月1日に過去最多の1260人の新規感染者が確認されるなどしたが、この日(20日)は501人。1週間平均でも587人(※19日時点)と確実に減少傾向にある。

 2社のワクチン承認は厚生労働省の専門部会によって審議されるが、承認される見通し。吉村知事は「非常に期待している」と私見を述べ、「大事になってくるのは、これをいかに在庫として置く期間を短くするか。これからは安全性は認められている。あとはいかに早く、安全に国民のみなさんに供給できるか」と、今後の問題を提起した。

 「僕はいま、ウイルスとの戦争状態だと思っている」と前置きした上で、承認後の速やかな供給に向けてシステム作りの重要性を強調。「いまは平時ではなく有事。完璧主義を貫いてゆっくり、ゆっくりやっていくのではなく、国を挙げてやっていくべきだ。国にもいろんな要望をしながら、知恵を絞りながら早く府民のみなさんに届けていきたい」と、新たなワクチン承認、提供で新型コロナウイルスの収束を期待した。

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