逃げたニシキヘビ捕獲 アパートの屋根裏で発見、体長3・5メートル
横浜市戸塚区のアパートでケージから逃げた体長約3・5メートルのアミメニシキヘビが22日、見つかった。神奈川県警などが2週間以上の大規模捜索をしたが、結果的に発見されたのは同じアパートの屋根裏だった。「5月の気温ではヘビは活発に動けない」と専門家が屋根裏を繰り返し確認したことが、16日ぶりの捕獲につながった。
飼い主の20代男性から県警に連絡があったのは6日。毒はないが力が非常に強く、大人でも首に巻き付かれれば命に関わる恐れがあるとして不安の声が上がっていた。
県警は機動隊員も含め、21日までに延べ約270人を動員。アパート周辺をくまなく調べた。飼い主からの依頼を受けた日本爬虫(はちゅう)類両生類協会の白輪剛史理事長(52)らも、餌を入れた複数のケースを設置したが、発見できなかった。一方で白輪氏は、何度か確認した屋根裏の重点的捜索を決めヘビを発見。おとなしい様子だったが、引きはがすのには大人2人の力が必要だったという。
飼い主は「近隣の方に迷惑をお掛けした」と謝罪。「私の手元を離れ横浜市が管理する」と説明した。