平昌五輪女子フィギュアスケート金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手（１９）が２３日、秋田県大館市で、特別出演した日露合作映画「ハチとパルマの物語」（２８日公開）の舞台あいさつを行った。秋田犬マサルは来日できなかったが「ここで生まれたと思うと感慨深い。マサルが皆さんによろしくと言っていた」と、愛犬の故郷を訪れた喜びを語った。

　映画はモスクワの空港で２年間飼い主を待ち続けた露版忠犬ハチ公の実話がベース。ザギトワ選手は「みんながそれぞれ、何か大切なものを見つけられる」とアピールした。

　合間には観光交流施設「秋田犬の里」でマサルのきょうだい「勝大」と対面。「ちょっといたずらっぽいけれど、マサルにそっくり」と話した。