AKB15周年コンで“純正”作品リリース発表 560日ぶり新作に柏木由紀号泣
AKB48が23日、横浜市のぴあアリーナMMで15周年記念コンサートを開き、9月29日に昨年3月以来となる58thシングル(タイトル未定)をリリースすることを発表した。シングル表題曲の選抜はAKBメンバーのみで構成。2010年の「チャンスの順番」以来の“純正”作品となり、最年長の柏木由紀(29)は号泣した。同公演に先立って行われたチーム8の全国ツアー最終公演には、IZ*ONEでの活動を終えた本田仁美(19)が出演した。
「失恋、ありがとう」以来560日ぶりの新作の選抜は、3948日ぶりとなる“純正メンバー”で構成されることになった。全48曲の披露後、映像でリリースを発表。待ち焦がれていたファンの拍手が会場を包み、柏木は「結構うれしいかも…」と顔を覆った。
かつてはSKEの松井玲奈(29)や松井珠理奈(24)、NMB山本彩(27)らも選抜の常連で、シングル表題曲がAKBメンバーで固められるのは10年のじゃんけん大会の選抜による「チャンスの順番」以来だ。シングル作の連続ミリオン記録は38作連続で継続中。更新を“本家”のみで目指していく。
最後の1期生の峯岸みなみ(28)の卒業コンサートから一夜。新生AKBの門出という側面も持つこの日のステージは、柏木がプロデュースした。AKBでは「初めての挑戦」(柏木)という、開演からMCなし、48曲をぶっ通しで歌い切る構成を組んだ。
柏木は「私たちの思いや気合が皆さんに伝わっているとうれしいなと思います」とし、「AKBはもっともっと大きなステージに向かって歩んでいきたい」と決意表明した。
最後の最後には7月から新番組「乃木坂に越されました。~崖っぷちAKB48の大逆襲~(仮)」のスタートを映像で発表。結成15周年のメモリアルステージから、元祖国民的アイドルグループが新たな一歩を踏み出す。
◆「チャンスの順番」選抜メンバー ★内田眞由美、石田晴香、小嶋陽菜、仲川遥香、前田亜美、佐藤すみれ、佐藤夏希、高城亜樹、中塚智実、倉持明日香、小林香菜、田名部生来、河西智美、松井咲子、前田敦子、近野莉菜(★はセンター)