ボブ・ディランが80歳に 甲本ヒロト、斉藤和義らが祝福
1960年代から現在に至るまで世界に多大な影響をおよぼしてきた米シンガー・ソングライターで、ノーベル文学賞受賞者でもあるボブ・ディランが24日、80歳の誕生日、傘寿を迎えた。
ディランは41年5月24日、米ミネソタ州デュルース生まれ。60年代初頭に「風に吹かれて」、「時代は変る」などのプロテストフォークで頭角を現し、60年代半ばにはエレクトリックサウンドに転向。「ライク・ア・ローリング・ストーン」、「イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー」などの名曲を生み、ロックシーンをけん引した。
その後もカントリーからスタンダードまでさまざまな音楽スタイルを駆使して進化を続け、現在も精力的に活動。昨年8年ぶりにオリジナル新作アルバム「ラフ&ロウディ・ウェイズ」を発表し、17分に及ぶリード曲「最も卑劣な殺人」はビルボードTOP40で初の1位を獲得した。
所属レコード会社のソニーでは生誕80年を記念するキャンペーンを行っており、この日はクロマニヨンズの真島昌利やアジアン・カンフー・ジェネレーションの後藤正文、漫画家の浦沢直樹氏、みうらじゅん氏ら32人が祝福コメントを寄せた。
クロマニヨンズの甲本ヒロトは「オケラみたいです。トンネル掘ったり、泳いだり、そのうえ飛ぶ。不器用に見えるけどなんでもできる。あと、ハスキーボイス。魅力のデパートなんです。愛させてください。」とディランLOVE全開。シンガー・ソングライターの斉藤和義は「果てしない演奏旅行を続ける貴方からずっと勇気をもらっています」と語っている。