鬼滅の刃 国内興収400億円突破!史上初!全世界の総興収は517億円
昨年10月16日に公開され、破竹の大ヒットとなっているアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が、国内史上初めて興行収入400億円を突破したことが24日、配給のアニプレックスから発表された。昨年12月末に、これまでの歴代最高だった「千と千尋の神隠し」の316・8億円を超え、記録を更新し続けている。日本を含む45の国と地域で公開され、全世界の総興収は517億円。鬼滅フィーバーが海を越えて広がっている。
「鬼滅の刃」が公開220日間で興収400億円を超え、不滅の記録をさらに更新した。累計来場者数は2896・6万人。「鬼滅」に抜かれるまで歴代興収記録だった「千と千尋-」でさえ300億円突破に253日を要していることからも、いかに驚異的なスピードか分かる。
コロナ禍で洋画大作や国内の新作が見送られる中、昨年10月に公開され、日本中のスクリーンをほぼ独占。公開3日間で興収46億円という国内最高の異次元スタートを切り、順調に数字を重ねていった。
主人公・竈門炭治郎が入隊する「鬼殺隊」の剣士で映画のメーンキャラクターとなる煉獄杏寿郎の人気が沸騰し、ネット上では「煉獄さんを400億の男に」と“推し運動”が加速した。煉獄の誕生日5月10日にも大台突破とみられていたが、4月25日に東京、大阪などの都市部4都府県が緊急事態宣言下となり、対象地域で劇場が休業。客足は鈍化したが時間の問題だった。
人気は国内にとどまらず世界に広がっている。45の国と地域で上映され、中でもアメリカでは4月23日に約1600館で封切られるや外国語映画のオープニング興行歴代1位を記録。すでに興収47・8億円を稼ぎ出している。今後はイギリス、オランダなどにも上映を拡大。世界総興収517億円とその名を轟(とどろ)かせている。
6月16日にはDVDの発売を予定。年内に映画の続きとなるテレビシリーズ最新作「遊郭編」が放送されることも発表されており、鬼滅フィーバーはまだまだ続きそうだ。